街のCD屋をうろついていたら、最近はDVDが500円で買えるんだね。
というわけでつい懐かしくなり「モダンタイムス」と「黄金狂時代」を購入。 まあ古典なのですが、土曜の夜、ゆったりと鑑賞しているのであります。 この映画観るのは大学生の時以来ですが、今見ると、チャーリーの動き、キレキレ。 脂が乗り切ってます(^v^)すげぇよローラースケートのシーン。カットなしで一発撮りだよ・・・ 機械文明に抵抗して個人の幸福を求める話「モダンタイムス」 これは社会の教科書にも載ってる、有名なワンカット。 「モダンタイムス」はチャーリーの初トーキー作品。 これには有名なエピソードがあって・・・ 時はサイレント(音声なし)からトーキー(音声あり)映画に移行する真最中。 でも喜劇王チャップリンは頑なに自分の映画の音声化を拒みます。 彼が言うには・・・ 「自分が英語で話したとして、フランスの人は笑ってくれるのか? ドイツ人は?オランダ人は?スペイン人は?ロシア人は?日本人は?」 当時は画面に合わせて字幕を入れる技術が未熟だったのです。 言葉が異なるいろんな人が笑ってくれるために、あくまでサイレントにこだわるチャーリー。 うーん、コスモポリタンですね。しかしそんな彼を、映画批評家は 「今さらサイレント映画なんて、時代遅れだ」 「彼の声はひどいから、トーキーにできないんじゃないか???」 なんて批判的論調で雑誌に書きたてる。 そこでチャップリン、初の自分の声をこの映画で発表します。 それが、チャーリーがウェイターとなって軽妙に歌い踊る「ティティーナ」という歌。 艶やかな美声。豊かな表情。明快な曲構成。キレキレの動き!(^v^) そして何とこの言葉、世界に存在しない全くのデタラメ語なのです。 批評家は強烈なチャーリーの皮肉を受け、恥じ入るだけだったとか。 そして、世界の人が笑い転げたそうです。 ・・・というような話を、当時、誰かから聞いたなあ。 さて、この「ティティーナ」ですが、最近ラップミュージックでカバーされて甦ったとのこと。 うーん興味あるなあ。買ってこようかなあ。 (そしてまた家のガラクタが一段高くなる・・・) (^v^)ノ
by mccoy1234
| 2006-01-15 01:34
| Sinema
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