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チャーリー、キテマス。

街のCD屋をうろついていたら、最近はDVDが500円で買えるんだね。
というわけでつい懐かしくなり「モダンタイムス」「黄金狂時代」を購入。
まあ古典なのですが、土曜の夜、ゆったりと鑑賞しているのであります。
この映画観るのは大学生の時以来ですが、今見ると、チャーリーの動き、キレキレ。
脂が乗り切ってます(^v^)すげぇよローラースケートのシーン。カットなしで一発撮りだよ・・・

機械文明に抵抗して個人の幸福を求める話「モダンタイムス」
これは社会の教科書にも載ってる、有名なワンカット。
チャーリー、キテマス。_d0025070_144242.jpg

「モダンタイムス」はチャーリーの初トーキー作品。
これには有名なエピソードがあって・・・
時はサイレント(音声なし)からトーキー(音声あり)映画に移行する真最中。
でも喜劇王チャップリンは頑なに自分の映画の音声化を拒みます。
彼が言うには・・・

「自分が英語で話したとして、フランスの人は笑ってくれるのか?
 ドイツ人は?オランダ人は?スペイン人は?ロシア人は?日本人は?」

当時は画面に合わせて字幕を入れる技術が未熟だったのです。
言葉が異なるいろんな人が笑ってくれるために、あくまでサイレントにこだわるチャーリー。
うーん、コスモポリタンですね。しかしそんな彼を、映画批評家は
「今さらサイレント映画なんて、時代遅れだ」
「彼の声はひどいから、トーキーにできないんじゃないか???」
なんて批判的論調で雑誌に書きたてる。

そこでチャップリン、初の自分の声をこの映画で発表します。
それが、チャーリーがウェイターとなって軽妙に歌い踊る「ティティーナ」という歌。
艶やかな美声。豊かな表情。明快な曲構成。キレキレの動き!(^v^)
そして何とこの言葉、世界に存在しない全くのデタラメ語なのです。
批評家は強烈なチャーリーの皮肉を受け、恥じ入るだけだったとか。
そして、世界の人が笑い転げたそうです。

・・・というような話を、当時、誰かから聞いたなあ。
さて、この「ティティーナ」ですが、最近ラップミュージックでカバーされて甦ったとのこと。
うーん興味あるなあ。買ってこようかなあ。
(そしてまた家のガラクタが一段高くなる・・・)

(^v^)ノ
by mccoy1234 | 2006-01-15 01:34 | Sinema
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