カテゴリ:Comic( 29 )

密林少年-Jungle Boy-

ビジネスジャンプという集英社の極北ともいえる雑誌で
唯一気を吐いているマッコイ注目のマンガです。
あー、何でよりにもよってそんなところで連載してるの、もったいねえ(><)
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舞台はカンボジア。地雷処理員アキ・ラーさん(以下アキラ)の半生を記したコミックです。
ある程度は実話らしい。
といってもお涙頂戴のよくある反戦平和テイストではなく、
むわっとしたジャングル描かせたら日本一の漫画家深谷陽氏の作画で、
とっつきやすいルポルタージュテイストで仕上がっています。
まさしく日本人の知らないディープ・アジア。

党(オンカー)は絶対 他の生き方は知らない

主人公のアキラが生き抜くのは1980-90年代のカンボジア。
第1巻ではポルポトの暴威からベトナム軍侵攻くらいまで。
そこで少年兵として地雷を敷設しながら生きていきます。
このマンガに一貫して描かれているのは、
戦争の愚かさとか、平和の尊さとか、そういうお題目的なものじゃなくて、
自分たちの支配者である大人の、身勝手な横暴と嘘くさい論理。
それが純粋な子供の目に投影されることにより、
主人公を、ひいてはストーリーをリアリティあるものに押し上げています。
これ見よがしの示唆もなく「これが戦争なのだ」と雄弁に語るのです。

いつだって考えるのは僕らじゃない
決めるのも選ぶのも僕らじゃない


このジャングルは戦争が日常となった世界。それが主人公の知る世界の全て。
例えばストーリー中盤、112-127p.におけるクレイモア地雷付近の遭遇戦などは、
ワイヤーを引っ張り合ったりして、どことなくのどかな笑い話を思い出させる。
日常です。ヒロイズムのない、限りなき日常。
しかしそのクライマックス、少年兵アキラは、ジャングルの日常である
はちきれるばかりに輝く太陽と青い空をバックにして
一生懸命、素直に、ポル・ポト兵を射ち殺していきます。
さっきまでのユーモラスにバランスを崩していたりした敵兵は
次ページでは空ろな目をした死体になっています。
それを見ながら彼は独白する。

相手を殺すことを選んだんじゃない 
自分が生き残るのに精一杯だっただけだ
僕は何も選んでない 僕のせいじゃない


シュールです。しかし、ついさっきまで様々な感情を有していた「生命」が、
一瞬にして誰も予期せざる力で物言わぬ「物体」に成り変わることがある。
(幼馴染のポクの最期とかも、そう)
そのシュールさが戦争なのだと、アキラは自分の体験をもとに
平和に馴れた日本人にガツンと衝撃を食らわしつづけます。

ま、まあ、そんな難しいことを考えなくても、
たんなる説教くさい戦争イクナイマンガではないのは確実です。一見の価値あり。
ヒロインのナナちゃんとか、ミステリアスな美女のノレットさんとか、
ストーリーを波乱させて盛り上げ、次巻を楽しみにさせるヒキ要素もあります。
実際、MCアクシズとか読んでデヘデヘしている大きな子供たちは
一度こっちも読んでみるべきだと思う。
「少女が兵士している」というのが、
どれだけ重い社会状況であるか、よくわかるから・・・。
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アジアマンガとして ☆☆☆☆☆
戦争マンガとして ☆☆☆☆


(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2007-02-21 23:16 | Comic

FLIP-FLAP

アフタヌーン12月号に読みきりで掲載された
ピンボールのラブコメマンガです。そう!ラブコメ!(゜∀゜)
しかしこれがマッコイ、とても面白くツボにはまったマンガでした。
作者のとよ田みのるは、ちょっと前に「ラブロマ」を書いていて
それは自分の好みと毛色が違いすぎてスルー。
その後あんまりチェックはしてなかったんだけど、1年ぶりの読みきり掲載作だそうで。
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主人公のモラトリアム青年(+ちょっとM入ってる)、筑波フリオくんと、
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ピンボールに魂こめた凶眼美少女(笑)、振波ヒカルちゃんの
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ゲーセンで繰り広げられる・・・うーむ。いいねえ、青春で。(←オヤジ)
ありがちな話かもしれないけど、たった20ページだからこそ計算しつくされた
コマと構図と描線。画力も向上したみたい。うん、感嘆させられた。

ピンボールって、あれだよ、あれ、ゲーセンの片隅においてある。
マッコイもたぶん、フリオ君レベルで、下手なのですが。
このマンガを読むと、100円入れてやってみたくなる誘惑を感じます。
そう思わせるところが作者の目論見なのかもしれないけど。
店長が「ハッジング(揺らし)」するところなんか、爆笑かつカッケーと思ってしまった。
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(↑このあとスゲーんだ、この老いぼれ店長が!!)

そして何より秀逸なのは、ヒロインのヒカルさんのキャラ。生きてる生きてる。(^v^)
自分を「俺」と呼び、喧嘩っ早いボーイッシュなティーンエイジ。
決してかわいい素材じゃないのに、最後にはかわいく思わせてしまう。
いつの間にか、読者は彼女のファンになっている。

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フリオ「振波は・・・なんでゲームに熱くなれるんだ?
    何か見返りがあるわけじゃないし、誰かがほめてくれるわけでもない。
    意味のないことって、空しくならないか?」

ヒカル「俺の心が豊かになるだろう
    好きなもんは好きなんだよ!!
    意味ばっか求めてんじゃねーよ!!!!」


フリオ「な・・・なんて気持ちのいい暴言!!!!」(ガビーン)

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この見開きページ、スカッと爽快でイイデス。最高です。
ぜひ実物を見て確かめてください。

はたしてフリオくんの恋は成就するのか?
どうぞアフタヌーンにてご確認を!!
宣伝じゃないよ。単行本は当分出ないと思うから。

ラブコメマンガとして ☆☆☆☆
ピンボールマンガとして ☆☆☆☆

(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2007-01-07 23:16 | Comic

蒼海訣戰

d0025070_21112329.jpg猫耳少年の仮想戦記だそうです。
萌え萌え版「坂の上の雲」
といえばいいのか・・・
明治日本に類似した仮想世界「津州皇國」で
黎明期の海軍士官を目指す少年たちを描いたマンガです。
まあこういうのって、微妙に被る人たちがいるジャンルなので、
作者の納都花丸はなかなかうまいツボを突けたな、と思う。
いわゆる着眼点の勝利。
マッコイは戦記マンガというと
小林源文や滝沢聖峰で育っちゃってるから
相当のギャップに戸惑ってしまいましたが
まあ、いいんじゃねえすか。こういうのも(^v^)



現在2巻まで出ていますが、主人公の猫耳君は水軍志官目指して奮闘中。
2巻目は、優秀な先輩を相手に兵棋演習を挑むお話。
ま、要するに、1巻丸ごと使ってボードシミュレーションゲームをしてます。
3d6握りしめて、判定結果表に一喜一憂してます。おおー!
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よく練られた世界観で作画も綺麗で、ストーリーもわかりやすいのですが
ただ1つだけ・・・リアリティがないとすれば・・・

こ ん な 美 少 年 は ボ ー ド ゲ ー ム を し な い 。

惜しいっ!!!

仮想戦記マンガとして ☆☆☆
ウォーゲームマンガとして ☆☆☆
 
(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2006-12-16 21:22 | Comic

アキバ署!

d0025070_22373545.jpg秋場所じゃないぞ。
それは両国だからな。こっちは秋葉原のお話。
アフタヌーン誌で連載されていた電脳犯罪物コミックです。
完結巻の3巻が出ていました。
コンピュータに疎いマッコイは
この中に出てくるマッチョガイ刑事の伊武くらい
セリフの意味がよくわかんないけど、
うーん、今はとても怖い時代なのがよくわかった。









で、だ、最後の、恒例のおまけページで
なんか書いてあったりするじゃないすか。近況報告とか。
このマンガの作者の瀬尾浩史って人、自己紹介してるんですけど。
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工工工工エエエエエエエエェェェェェェェェΣ(゜Д゜ノ)ノ
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堂々とクライアウト、キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

あー、マッコイでよろしければ、いつでもお付き合いしますので。
いや、エベロンはまだ買ってねえけど。
だけどこの作者さんが、もしサイバーパンク物のマスターできるんなら
ぜひぜひ、プレイヤーやってみたいものですね♪

電脳犯罪マンガとして ☆☆☆☆
クライアウトマンガとして ☆☆☆☆☆

(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2006-12-05 22:41 | Comic

東のエデン

まあなんだ。先日の書き込みは・・・
ついカッとなってやった。今では反省している。という代表的パターンなのだが、
いくら相手側から言葉のテロ行為を仕掛けられたとはいえ、
報復文書はちょっと大人気なかったかもな。まだ俺も青いな。反省反省。(ノ´∀`*)

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さてそんな“青い”マンガです。
漫画家であり、江戸風俗研究家でもあった
故杉浦日向子氏の「東のエデン」。
実は彼女得意の江戸時代ではなくて、
そのもうちょっと後、明治の文明開化の頃。
横浜で西洋文明をむさぼるように
学んでいった貧乏書生たちのお話です。







登場人物は・・・
画学生妹尾くん、政治書生井上くん、医学生野中くん、外語書生本多くん、
そして元らしゃめんの女中はつさん。この5人が、まあ、
汚い下宿に同居していろいろ青春ドラマを繰り広げるわけで。

マッコイが何となく好きなのは閑中忙ありの中の1作。「ころび地蔵」
廃仏毀釈令で村の大事なお地蔵さんが置石に!
「どうかお許しを」と信心深い庄屋の娘が警官に頼むけど、やっぱりダメ。
「それじゃあ俺らが何とかしようぜ!」と彼女に惚れた井上くんと、
無理やり付き合わされた妹尾くん。彼らが計画した地蔵さん隠匿作戦の顛末は・・・

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(夜中、ずるずると地蔵を引っ張りながらの、井上くんと妹尾くんの会話)

エフ アア イイ イイ デイ ヲヲ エム フリードム Freedom
エル アイ ビイ イイ アア チイ ウワイ リベルチ Leberty!!

虫除けの呪文か?

理想郷のカギさ。自由と似てるけど、勝手気ままとは違うんだ。
じつのところ、適当な訳語が見つからないのさ。
ガス燈やテレグラフ(電報)みたいに、全く新しいんだ。
フリードム、リベルチ。
いい響きだろう?何かこう力がわいてくるような・・・

わいてこないっ。何かにたたられているようだっ。
田には落ちる!蚊には食われる!血豆はできる!肩はこる!

ははは、陰徳陰徳!!

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d0025070_2233841.jpgんー、いいセリフまわしだよねえ。実際のカットはぜひ実物をごらんあれ。
ここらへん見事。彼女の才能が煌く1ページです(^v^)
時代は違うが、何となく、マッコイの高校・大学時代のゲームサークルを思い出してしまった。
彼らと同じような感じで、輸入ゲームを持ってきては、英和辞典片手に、
ダニガンがどーとか、コスティキャンがこーとか、仲間とケンケンゴウゴウ訳していたんですよ。
ウォーゲームとTRPGが混然一体としていた頃。
あの頃はまだ希望と徹夜プレイと空っぽの財布しかなく、
萌えイラストなんかラリー・エルモアぐらいで。
タクティクスを回し読んでは付録ゲームのユニットを無くしてケンカになって・・・
あはは。青かったな。はずかシー。

ヨーソロ・ニッポン、夜明け前。

杉浦氏のマンガにしてはアクも強くなく、はじめて読む人にはオススメです。

青春マンガとして ☆☆☆☆☆
明治マンガとして ☆☆☆
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by mccoy1234 | 2006-10-24 22:35 | Comic

ゼルダの伝説(てんとう虫コミックススペシャル)

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児童マンガ(小学◎年生とかの学習雑誌に載る、アレね)
といえば、ひとヤマ当てそこなったとか、
昔の名前で出ています的なマンガ作家が多くて、
近年「ガキ相手ならこの程度の絵でじゅーぶん」
なんつった、いささか手抜きともいえる
雑さが目立つ死にジャンルなのですが・・・

年端も行かぬ読み手に対して
物語のおもしろさ、
そしてイマジネーションを与えようと、
真摯に原稿用紙と向き合って
活動し続けているクリエーターもいる。


姫川明はそんな一人で、もっと評価されてもよい人物ではないだろうか。

というわけで1998年に発表された傑作。
「ゼルダの伝説-時のオカリナ-」です。
てんとう虫コミックスなんて、マッコイ何年ぶりに読んだ?15、いや、20年ぶりか?
あの当時流行していたゲーム会社とのタイアップ作品ながらも
素晴らしいのは、ゲーム世界を姫川氏独特の世界に昇華させ、
創造力欠如の単なるブーム便乗マンガになっていないこと。

シリーズの後の方になると、オリジナルキャラとかバンバン出してきて、
それがまたいい味出しているもんだから、まさに「姫川版ゼルダ」といったかんじで
ストーリー展開は任天堂の思惑を超えていきます。あ、もちろんいい方向に。
ゼルダの冒険のゲームソフトをやったことのない自分も、
純粋に主人公リンクの冒険を楽しむことができました(^v^)
下卑たギャグに落ちず、下ネタもなく、萌え要素も含まず、
基礎がしっかり作られた、足腰の強さを感じさせる流麗な描線による画力。
そして時空のイマジネーションを鋭く突いた巧緻なストーリー展開で、
血湧き肉踊る冒険譚の興奮を、子供たちに存分に味合わせてくれます。
もちろん、マッコイのような大人にも。

このコミックが、ハリポタとかのファンタジー・ブームが勃発する前の時代に
存在したことに、マッコイは感嘆しています。
いやほんと、グレード高いよ、これ。馬鹿にしないで読んでみなさいな。
どこぞの2代目が作った「ゲ×戦記」よりも、よほど・・・
久しぶりに、手塚治虫の正当な系譜を見ました。
「マンガは子供に夢と希望を与えるもの」というテレこっぱずかシイ言葉も、
この作者の作品になら当てはまるのかもしれない、とマッコイは思うのでした。

(^v^)ノ

ファンタジーマンガとして ☆☆☆
冒険マンガとして ☆☆☆☆

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by mccoy1234 | 2006-10-19 22:10 | Comic

山手テレビキネマ室 テレキネシス

昨日は卓上遊戯団さんにお邪魔してTRPGしてきましたよ。
最近忙しかったんで約4ヶ月ぶりのセッションだ。わおっ!(・∀・)
ガンドッグをやってきました。まー役たたずのキャラでねえ。
でもおもしろかったです。やっぱいいね、TRPGは。

d0025070_22245414.jpgそいでその後、映画鑑賞が趣味のたれさんと
いろいろ映画の話をして盛り上がり、
その絡みで、つい読みたくなっつぃまったマンガがこれ。
『山手テレビキネマ室 テレキネシス』
ビッグコミックスピリッツで
ときどきシリーズ読み切り入ってチェックしてたんですが、
もう単行本化されてたんですね(しかも2巻まで!)。
これはつまり、映画が好きな人のためのコミックなのです!!

このマンガの主人公は東崋山(あずま・かざん)といいます。
ちなみに、カバーに出てるかわいい女の子は、ヒロインの野村マキノです。
東崋山は、すごく才能あるんだけど、なんやかんやあって、
今の境遇はTV局「山手テレビ」の問題社員。
一見ちゃらんぽらんとした仕事ぶりの
金曜深夜のマイナー映画番組のプロデューサー。
そして山手テレビ局内の地下試写室
「テレキネシス」の番人(要するに干されてる)。
だけど、彼の勧める映画と出会った人は
“映画の不思議なチカラ”で少しだけ幸せになっていく・・・

構成的には、同じ芳崎せいむの「金魚堂古書店」の古本マンガを懐かしの映画に変えて、
サラリーマン向けコミックに特化した内容で攻めています。
まあ、メジャーなビッグコミック系列だからどこの本屋にも置いてあるし
もう読んだ人も多いかもしれないので、彼がTV局を離れられない理由とか、
これ以上のあらすじは省略!(あらら)

このコミックの見所は、東崋山の持つ映画への深い造詣と愛情が、
それがストレートに伝わり、悩める人に活力を与えていくところ。とても爽やかデスネ。(^v^)
自分も彼のようにいろんなしがらみで以前のサークルには顔を出さなくなり(いや、出「せ」なくなり、か?)
ただ今「テレキネシス」みたいなガラクタホコリだらけのフォート・マッコイ宅が
やりたいことやってるフランチャイズですから、境遇だけはなんとなくダブルね、彼と。
もちろん彼のような人間的魅力はとてもとても至りませんが。あはははは。

だけど、この主人公と映画の関係のような、濃厚でおもしろい関係を、
マッコイもTRPGと築ければいいなあ、と思います。
このマンガの主人公東崋山が映画を紹介して、見た人に感銘を与えていくように、
自分がPLなりGMなりをして、フォート・マッコイ宅でやったセッションが、
そのとき、そこにいた人に“TRPGの不思議なチカラ”
ほんの少し幸せな思い出が残ったりすることができれば、そりゃもうステキなことですね。

(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2006-09-18 22:32 | Comic

さんさん録 第2巻

明日はいろいろ忙しい。
朝9:30に馬入の公園完成式典に行ったあと、午後はサポーターミーティング
そしてそのまま19:00から平塚競技場のナイトゲームで対コンサドーレ戦。わーお。
試合の時は、小中高と同じ学校に通った旧友といっしょに観戦する予定。
幼馴染の悪ガキ同士、約10年ぶりの再会である。
楽しみであるが、お互いの変わり果てた姿を、わかるかどうか…(笑)
つーわけで明日のために、W杯のドイツvsアルゼンチン戦はVTR録画して
早寝しちゃうマッコイです。ですが、その前に…これだけ!!

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本屋に行ったら、出てたよ…。
そう、あの、マッコイをして
「日本マンガはこれで止めを刺された」と言わさしめた
「さんさん録」第2巻発売です!!

キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

このマンガのあらすじについては、
当ブログ3月15日を見ていただくとして

ついに、参平さんと仙川さんの
大人の恋に決着が…!!


…つきません(ぎゃふん)

ですがそれが、こうの史代クオリティ。よかよか(^v^)









何がすごいって、いろいろとあって言い尽くせないのですが
例えば第21話の「はこ入り娘」の回なんか、彼女の才能の閃光で眩しいほどです。
乃菜ちゃんの誕生日の話なんですが、
「いったいどんな娘に成長するだろうなあ」と参平さんが感傷に浸りつつ
プレゼントの包装の仕方を、いつもの豆知識でちまちまと紹介していって…
次の大ゴマには、参平さんが想像した乃菜の高校生姿が!!
幼い面影を残しつつ、大人に成長した彼女の立ち姿の鮮烈さ。その作画と構成たるや見事です。
すがすがしい意表のつかれ方に、読者はページをめくる手を止め、
思わず感慨を覚え、時の流れの不思議さと切なさに浸るのです。

なかなか上手く説明できなくて、もどかしいのですが、
かようにコマの隅々まで計算された巧みな技法には、
読者の心中に何かしらの「カチッとはまる音」を響かせます。

だがそれでもあとがきには、さらなる作者の決意表明が。

「この『さんさん録』は、今まで商業誌で発表した中で、やっぱりいちばん自信のない作品です。この十年、悔いなく終わることばかりを考えて描いてきたわたしでしたが、こんなもんで終われないなあ、と思いました。初めて思いました」

え、ちょっと、ファンに対してこんなキラーパスのようなマンガ、
ガチで出版しといて、「こんなもんで終われない」だとぅ。
この人のクリエイティビリティは底なしなのか…  ((((;゚Д゚)))
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by mccoy1234 | 2006-06-30 22:49 | Comic

まんがで読む!平成17年版防衛白書

幕僚長「世間には、何やら、“萌え”ブームというのがあるそうだね。」
広報官「は、はぁ…」
幕僚長「貴官、ぜひ、そういう広報誌が作れないかね?」
広報官「しかし我々には、そのような予算も人脈も…」
幕僚長「(むすっとして)私は“作れないか?”と言ったんだ!!」ヽ(`Д´)ノ
広報官「はっ、了解したであります!」 (*゚ロ゚)ゞ


d0025070_1125327.jpg…というような微笑ましいやりとりが透けてきそうな、
防衛庁協力・防衛弘済会発行のパンフレット。
平成17年版防衛白書のポイントを、
好奇心たっぷりのでこちゃん
平和を愛するクマのデコポソ
優しく解説してくれます。
どーでもいいが、表紙のでこちゃん、
脚の配置が変だぞ。
こ、股関節脱臼か???Σ(゚д゚lll)








単なる平和好きの夢想家には、意外に血の気の多いでこちゃんが、
こんなカンジの理論武装でやっつけちゃうぞ♪
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ま、こんなカワイイ子にそう言われちゃったらなあ、グウの音も出ねえや。
「新防衛大綱」認めざるをえないよなあ…。ビバ国際貢献だ!

って、そんなわけ、あるかーい!!(ノ ̄□ ̄)ノ ~┻━┻・・・

定価350円で購入できる萌えミリタリーものの決定版!
しかもフルカラー!(おおっ!!)
ああ!この羅針盤の狂い加減がたまらないっ!
皆さんもぜひ話の種にいかがでしょうか?
マッコイは…一度読んでもう…十分です…げふっ(戦死)

(^v^)ノ

防衛マンガとして ☆☆
萌えマンガとして ☆☆

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by mccoy1234 | 2006-06-27 01:23 | Comic

うちの大家族

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最近コミック界は「萌え4コマ」ブームもあって
4コマ漫画家が百花繚乱(百家争鳴?)状態であります。
だがしかし・・・
いしいひさいちや森下裕美のように
『この中で次代まで生き残るのは?』
と、質問されたとしたら、
マッコイは重野なおきを上げることにしてます。

というわけで最近読んだのは、重野なおき作品の中で代表作(になりつつある)
「うちの大家族」です。この前3巻が出ましたな。
じわじわと人気上昇気配が感じられますので、
マンガスキーさんは今のうちチェックしといたほうがいいかも?


ペンタッチが稚拙な線なように感じられて見過ごされがちでありますが、
この人のマンガは、優秀な構図を持った画力によって
しっかりしたバックボーンが備わっていると思います。
たとえば、この表紙の絵、絶妙なバランスで人物が配置されていますよね。
わかる人はわかりますが、わざわざ枠取りで狭くタチ切ってからの
せせこましい長方形に9人を書ききるのは至難のワザです。
しかもそれにより、大家族の逼迫した住空間を表現させている。
「かわいー顔が描けりゃいい」という、うぞーむぞーの4コマ漫画家とは
(文字通り)一線を画した実力を感じさせる表紙。むむ、やるな!

ストーリーの方も、ほのぼのだけの単なる「現代版てんとう虫の唄」にとどまらず、
適切な「毒」と「危うさ」と「切なさ」と「内輪ネタ」が入り混じり、なかなかにイイカンジ。
うんうん、4コマはこうでなくちゃね。(^v^)
「普通の話が大家族ならこうなる」というワンパターンが最初の頃は目立っていたのですが・・・
3巻まで来て、キャラが独り立ちして、それぞれの立ち位置が決まり、
作者のペンがノッテきているのがわかります。これからの展開が楽しみな作品ですな。

ま、マッコイ的には
キリカ>智花>リン>愛子>みゆ美 かな? (←何だこの順位)

大家族マンガとして ☆☆☆☆
次世代のホープ4コママンガとして ☆☆☆☆
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by mccoy1234 | 2006-04-18 00:01 | Comic