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算法少女

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だいぶ前になっちゃいましたが。
先週末、前橋遠征の際に
湘南新宿ラインの車内で読んだ文庫本です。
ちくま学芸文庫から出てます。










江戸時代の数学、いわゆる「和算」のお話。

主人公は江戸の町娘、千葉あき。情には弱いが、数にはめっちゃ強い。
大坂からやってきた医者の父親(これがまた変わり者なんだ)
から、上方算法を教わっていて、いわゆる英才教育。
ある日、女の子同士遊びに行って、
浅草の観音様に武家が奉納した「算額」に誤りを見つけ、
思わず声を上げてしまった。

「算額」ってのは、数学の図形問題と回答を書いた奉納絵馬みたいなものだ。
「観音様のおかげでこんなに賢くなりましたぁ」と、
自分なりの答えを書いた図形証明問題を境内に見せびらかすんだって。
自慢しいしい、自分の先生と流派を誇示しつつ。すげぇ!!(・A ・)

さて、「なにい、拙者の額に難癖をつけるとは!」とお怒りの奉納したお武家さま、
「だって間違ってます!」とあきちゃん。口頭で矛盾を証明して、彼女の勝ち!
嫌味な武士を見物客の面前でぎゅうとやりこめ、
「ざまあみろい!二本刺しが怖くてめざしが(以下略)」と、
いなせな江戸っ子たちの噂のまとに。
さあ、その出来事を聞き及んだのは算法狂いの殿様、久留米藩主の有馬候。
あきを姫君の算法指南役にしようとするが、ここでまた、
上方算法に対抗心を燃やす関孝和一門の実力者・藤田貞資が、
あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策!
はたしてその結末は・・・はらはらどきどき・・・のジュニア小説。

しかしまあ、文化豊かなり江戸時代。
算法の天才少女千葉あきを始めとして、市井に生きるキャラクターたちが
生き生きと江戸時代の充実した風俗を活写していきます。
長屋コミュニティの濃密な人づきあい。そして算法流派同士の権謀術数。
いろんなところがマッコイ新発見で、
退屈な数学の話でも、ページをめくる手が止まらない。

もともと中高生向けの小説だったので、文章もわかりやすく、
挿絵を今風のイラストに変えたら、いやこれ、普通にライトノベルですよ。
イケますよメディアミックス!!
アニメ化どーですかジブリさん、角川ハルキさん(←やんねえだろな)
でも、NHKドラマスペシャルくらいならイケそうな気も・・・(^v^)

この本の初版は岩波ジュニア文庫から1973年。
その後、やっぱり題材が地味スギて、あまり売れなくて絶版状態だったんだけど、
数学関係者たちがねづよーく支援してくれて、やっとこさ21世紀になって、
ちくま文庫から再販される運びになったんだって。

あとがきを読むと、筆者の遠藤寛子さんが、
これまたかわいいおばあちゃん(ほめ言葉)で、
再販をお願いしに出版社に頼み込むところなんかも赤裸々に書いちゃったりしてて
思わず「がんばれー!」( ´∀`)と応援したくなってしまう。

ちくま文庫なのでちょっと値段は高めだけど、
とにかく、読後HAPPYになれる一冊。
たまにはこんなのもいかがですか!

(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2007-04-04 23:13 | Reading

ベルリン1945

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いやー読んだ読んだ。「ベルリン3部作」最終章。貪るように読みました。
おかげで別のblog「君が英雄になれる本」は、今月、史上最低の更新回数じゃねえノ。
どうしてくれるんだクラウス・コルドン!!
いやウソウソ。すごい物語をありがとう。
分厚い本なのに、3冊とも、読破するときは一気でした。

これは、ベルリンに住む労働者階級のゲープハルト一家を描いた、大河小説です。
アッカー通り37番地に住むルディとマリーの老夫婦、そして彼らの息子、娘、孫の
ヘレ、ハンス、マルタ、ハインツ、エンネは、激動のドイツを生きます。
ベルリンの下町で彼らが味わうのは、あまりに苦い現実。
混乱、革命、暴力、空腹、恐怖、銃弾、拘束、喧騒、そして一筋の希望。

ある者は獄中で無念の死を遂げ、
ある者は労働者の理想が潰えたことに憤慨し、
ある者はよりよい暮らしを求めナチスに傾倒し、
ある者は強制収容所で凄惨な体験をし、
ある者は戦争であまりにも多くのものを喪失し、
ある者はすがるものが滅亡した瞬間に豹変し、
ある者は明日を信じて運命に立ち向かう。

WWⅠ終了後のドイツ革命を真っ向から描ききった「ベルリン1919」
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ナチスの政権奪取に揺れる人々の生き様を見つめた「ベルリン1933」
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そして、全てが崩壊し、あらゆるものがカオスの渦に呑み込まれる「ベルリン1945」

・・・ドイツにとってあまりにも重要な3つの年号。
しかし、その年号は教科書の無機質な数字4桁ではなく、
そこに、実際に、人々は生きていた。人の営みこそが歴史なのだと。
著者のクラウス・コルドンはフィクションの登場人物一家を用いながらも、
ヘレ、ハンス、エンネの若々しい目で生き生きと活写していく。

いや、実際、泣いたね。最後の「凧を上げよう」まで読み辿り着いたら。
ああ、これで半年間、いろいろ学ばせてくれたゲープハルト一家とも、お別れかあ。と思うと。
家族の会話ではあり得なさそうな政策論争(いやドイツの家庭ではあるのか?)
とか、ちょっと退屈な部分もあるけど、それが逆に勉強にもなった。

重い時代の暗い話ですが、この3部作に一貫して流れていたのは「希望」でした。
「明日は今日よりも絶対よくなるはずだ」という希望。
「こんなひどいことがずっと続くわけない」という希望。
実際、この後もベルリンは東西分断されたりして、
さらにまた激動の時代がやってくるんだけど、この一族は生きていくのです。
やっぱ生きるってスゴイな。死ぬよりずっとスゴイ。

訳者の酒寄進一氏は、この三部作を翻訳するにあたり、ベルリンを訪ね歩いたんだそうです。
もちろん、フィクションでありながら、ゲープハルト家のあったアッカー通り37番地も
ちゃんと実在していたわけで、はたして現実では、ここはどういう場所かというと・・・

あとは本を読んでお確かめください。3部作のうち、どれかに書いてあります。


(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2007-02-28 23:55 | Reading

尻啖え孫市

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しりくらえ・まごいちと読みます。
雑賀鉄砲衆の頭目、雑賀孫市を主人公とした歴史小説です。
英語で言うと、F##k off MAGOICHI とか
Kiss my A## MAGOICHI とかになるのかな(笑)。

司馬遼太郎の本はうんちくが多くて
とっつきにくいのですが、この本は楽しく読めました。
650ページくらいあるぶっとい文庫本
だったんだけど、一気に読んでしまった!!






この主人公、とにもかくにも鉄砲の名人、戦いの天才。
小説の序盤、信長の前で「余興を見せろ」と命じられた孫市が
鉄砲の発射音を伴奏代わりにして舞いを踊ります。
それは南国紀伊の青空のようにあっけらかんとしていて、
なおかつ戦国の凄味を味あわせ、思わずゾクゾクっとなります。
その後、ただ単になりゆきというか、女の恨みで、
天下一統を目前にした信長軍に対抗して痛撃を食らわせます。
それでいて坊主は大っきらいだそうで、このひと。
だけど本願寺に味方して戦っちゃうの。おもしろいねえ。
バキューン、ドキューン、鉄砲大盤振る舞い。
それから女好きも日本一!(^v^)
放埓さにあきれ果てたヒロインの小みちに、自己肯定する文句がまた痛快。

・・・まあまあ聞いてくれ、世に好色な男というのは行者のようなものだとわしは思うておる。行者は、この天地の間に、なにが絶対真理(ほとけ)であるかを探し求めている。好色漢(すきもの)も同じで、何が真の「おんな」かと探し求めている。この連中は女を仏と思っているのだ。ただの男ではない。

だってさ!(・∀・)
TRPGで「好色」の性格をロールする人は、せめて彼くらい理論武装できないとね。
やりたいことやって、派手に太く短く生きて、すっと歴史の表舞台から消える。
男子として憧れてしまいますが、こんな生き方は、今の日本に生きるマッコイには無理でしょうなあ。

次はなに読もうかな・・・

(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2006-11-16 22:54 | Reading

外国の絵本より【その4・完結】

6.
ゲームは、風がほとんどなかったにもかかわらず、双方とも1点をとれる力があることを見せようとするあまり、ただボールを強く蹴ることに集中して展開された。
後半16分、相手の学校のパパが、自軍の別のパパに力任せのパスを送ったが、そのボールをもらったのはジョフロワのパパだった。ジョフロワのパパはパパで、さらに強烈なパスを出した。
ボールは、木箱や空き缶や鉄くずの山に命中し、膨らませすぎた風船が割れるときのようなすごい音がした。でも、ボールを突き抜けて、はみ出しているゼンマイバネのおかげで、ボールはパンクしても弾み続けていた。
3秒間の話し合いのあと、ボールの代わりに空き缶(どうして空き缶ではいけないのか?)を使って、試合は再開された。
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7.
後半36分。
バックを守っていたリュフスのパパは、自分の上くちびるを目がけて回転しながら飛んできた空き缶を、受け止めた。ただ、リュフスのパパは手で空き缶を止めたので、ジャッジ(ニコラのパパはインナーのポジションについていたので、相手の学校のパパの兄さんがやっていた)はペナルティーのホイッスルを鳴らした。
数名の選手たち(ニコラのパパと、ニコラの友達のパパたち全員)の抗議にもかかわらず、ペナルティーキックが認められ、ゴールを守っていたクロテールのパパは、ペナルティーキックの空き缶をセーブできなかったので、ものすごく悔しがった。
これで相手の学校のパパたちは追いついたわけで、試合の得点は、3対3になった。
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8.
試合終了まで、あと数分となった。
パパたちは、もし試合に負けたら息子たちが自分たちをどのように迎えるかと、心配になっていた。それまでも見られたものでなかった試合が、輪をかけて最悪のものとなった。
相手の学校のパパたちは、守備を固めた。彼らは空き缶を両足で押さえ、相手に空き缶を奪われないようにしていた。
そのとき突然、警官をしていたリュフスのパパが抜け出した。ドリブルで相手方の2人のパパを抜き、ゴールキーパーと一対一になると、落ち着いてシュートをうち、空き缶をゴールに突き刺したのだ。
こうして、ニコラとニコラの友達のパパたちは、4対3で試合をものにしたのだ。
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9.
試合終了後に撮影した、勝利チームの記念写真。
後列左より、メクサン、リュフス(マン・オブ・ザ・マッチ)、ユード(左目に負傷)、ジョフロワ、アルセストのパパたち。
前列左より、ジョアシャン、クロテール、ニコラ(ユードのパパと衝突して、左目を負傷)、及びアニャンのパパたち。
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(おしまい!)

(^v^)ノ
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by mccoy1234 | 2006-09-06 00:29 | Reading

外国の絵本より【その3】

=====
後半戦
=====


1.
次の日曜日まで毎日のように、ニコラのパパと他のパパたちの間で電話のやり取りがあり、その結果、チーム編成がガラリと変わった。ユードはレフトインナーに入り、ジョフロワはバックに下がった。
パパたちの会議が開かれ、たくさんの作戦が用意された。基本戦略としては、ゲーム開始早々に1点をとり、それからは守備を固めつつ、カウンターアタックでもう1点を狙うことになった。もし子供たちが、この指示に忠実に従うなら、現在3対2のところへ2点が加わるのだから、ニコラたちは5対2でゲームに勝つはずだ。
パパたち(ニコラのパパと、ニコラの友達のパパと、向こうの学校のパパたち)は、全員グラウンドに集合し、熱狂的な雰囲気の中、午後4時3分に試合が再開された。
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2.
グラウンドにはパパたちの声ばかりが響き渡り、これは選手たちの神経をいらだたせた。
最初の数分間には、たいした事は起こらなかった。ただ、リュフスのシュートがメクサンのパパの背中に命中したことと、クロテールがパスを失敗したのでパパから平手打ちを食らっただけだ。
ちょうどこのときキャプテンだったジョアシャンが(全ての選手が、5分ずつキャプテンを務めることになっていた)、グラウンドからパパたちに退場してもらうようにジャッジに要求した。クロテールは平手打ちがショックで、ポジションについていることができない、と付け加えた。
クロテールのパパは、それなら自分が代わりに出ると言い出した。
すると、相手の学校の連中が抗議して、こちらもパパたちに代わってもらうと主張した。
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3.
うれしさに震えながら、パパたちは全員、オーバー、上着、マフラー、帽子を脱ぎ、子供たちに、あまり近寄るな、危ないぞ、お前たちにボールの扱い方を見せてやるよ、などといいながらグラウンドに飛び出した。
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4.
ニコラの仲間のパパたち対よその学校のパパたちの試合の最初の数分間で、息子たちはサッカーのやり方を、すぐに飲み込んでしまった。
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5.
そこで、みんなでクロテールのうちへ行き、テレビで<日曜スポーツ特集>を見ることで意見が一致した。
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(その4に続く。さあ、果たしてこのゲームの決着は・・・?)
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by mccoy1234 | 2006-09-05 21:53 | Reading

外国の絵本より【その2】

7.
前半20分、ライトハーフバックもしくはレフトインナーのポジションにいたジョフロワが(ポジションはどっちだってかまわないが)、強烈なキックでボールをクリアした。
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8.
同じく前半20分、シャポさんは、風邪をひいたおばあさんのお見舞いに行くところだった。
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9.
ボールに直撃されてグラッときたシャポさんは、ここ20年間もケンカしているシャドフォーさんの家に飛び込んでしまった。
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10.
シャポさんは、誰も知らない通路から空地に現れ、今やスローインされようとしていたボールを横取りしてしまった。
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11.
あっけにとられている間に5分経過(試合は前半25分にさしかかる)、ボールの変わりに空き缶を使ってゲーム再開。
前半26分、前半27分、前半28分と、アルセスト、見事なドリブルで3ゴールを決める(例え空き缶であるにせよ、特上グリーンピースの缶を食いしん坊の彼から取り上げることは、不可能なのだ)。
ニコラのチームが、3対2と逆転。
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12.
前半30分。
シャポさんがボールを返しに来た(お婆さんの容態は良くなっていて、シャポさんはご機嫌だったのだ)。
空き缶はもう要らなくなったので捨てられた。
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13.
前半31分、相手ディフェンスを抜いてニコラが、レフトインナーのポジションにいたリュフスに合わせ、センタリング(しかし、もともとレフトインナーはいないのだから、リュフスはセンターフォワードのポジションにいたわけだ)、リュフスはクロテールにパス、クロテール左足のシュートは思いもかけず、ジャッジの“みぞおち”に命中。
ジャッジは虫の息で両チームのキャプテンに、空が曇ってきたし、にわか雨の恐れがあり、空気も冷えてきたので、来週の日曜日に後半戦をやる方がよい、といった。
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(その3に続く。いよいよ後半戦開始!)
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by mccoy1234 | 2006-09-04 19:50 | Reading

外国の絵本より【その1】

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とある外国(名前からしてたぶんフランス)の街角で行われた
サッカー観戦記をダイジェストで紹介させていただきます。
正直、後世に残すべき、手に汗握る白熱したスポーツ文学(笑)であると思うし、
こういうウィットにとんだ短編があること自体、
ヨーロッパのスポーツ文化の奥深さを裏付ける証左となるものです。
自分が今やっている“ベルマーレのクラブハウスうんぬんかんぬん”というのも、
こうした心温まる地域コミュニティが創れたらいいな、という希望が、あるのかもしれない。
ナーンテ難しいこと考えなくてもいいので、ちょっと一息抜いてご覧ください。
それでは長いけど、どーぞー♪(^v^)ノシ

=====
前半戦
=====


1.
昨日、午後、空地グラウンドにおいてサッカーの試合が、よその学校のチームとニコラのパパの率いるチームとの間で行われた。
ニコラのチームの編成は
[ゴールキーパー]アルセスト
[フルバック]ユード、クロテール
[ハーフバック]ジョアシャン、リュフス、アニャン
[ライトインナー]ニコラ
[センターフォワード]ジョフロア
[レフトウィング]メクサン
ジャッジは、ニコラのパパ。
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2.
お気づきのように、、ライトウィングとレフトインナーが欠けている。人数不足のため、やむを得ずニコラのパパはカウンターアタックからなる、とある戦術(それも、トレーニング終了ギリギリにまとめられたものだ)をとることになった。
有名なフォンテーン選手に比すべき攻撃的気質を持つニコラと、かのピアトニ選手を思わせる戦術の勘の鋭さを持つメクサンが、ジョフロワにボールを集めなければならないだろう。有名選手を連想する資質にこそ欠けるものの、ジョフロワはセンターフォワードに不足のない長所、すなわちサッカー選手のユニホーム一式を、揃えて持っているのだから。
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3.
午後3時40分キックオフ。試合開始前半1分、味方ゴール前の混戦から、敵のレフトウィングがゴールキーパーの真正面に強烈なシュート。アルセストは必死にダイビングして、ボールの直撃を避ける。
けれども、このゴールは認められなかった。キャプテン同士の握手が行われなかったことを、ジャッジが思い出したからだ。
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4.
前半5分経過。グラウンドの中央でプレーが展開されているとき、1匹の犬がアルセストのおやつをパクリと食べてしまった。おやつは、紙を3枚重ね、3本の紐をかけてあったのに(犬が食べたのは、アルセストではなくおやつだ)。
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この出来事のために、ゴールキーパーはすっかりやる気をなくしてしまった(ゴールキーパーにとって、やる気がどれほど大切か、誰もが知っている通りだ)。
案の定、アルセストは、前半7分に最初のゴールを許してしまった・・・
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5.
そして、前半8分に2点目のゴール・・・
前半9分、キャプテンのユードは、アルセストのポジションをレフトウィングに変更して、メクサンをゴールキーパーに起用。
(我々の見るところ、この作戦は失敗だ。というのも、アルセストはその性格からして、攻撃の中核であるというよりは、むしろ攻撃的ハーフバックなのだから。)
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6.
前半14分、グラウンドを激しい雨が襲ったので、ほとんどの選手は物影に走って雨を避けたが、一人残った敵方の選手に対すべく、ニコラはグラウンドに残った。
この時間帯は双方ともに無得点。

(その2に続く)
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by mccoy1234 | 2006-09-04 11:28 | Reading

着ぐるみマスコットぞろぞろ!in英国フットボール

J1再開ですネ!(^v^) マッコイにとって、何がオドロキだったかといえば
フロンターレの首位堅持でもなく、マリノスの(お約束な)ロスタイムorzでもなく、
名古屋のマスコットのグランパス・ファミリーの長男坊である

グランパスくんJr.がドロップアウトしちゃったことなのですが

あ、ちなみに、中断前の良い子なグランパスくんJr.はこっち。
(Slide#13/16の右から3人目)

こ の 夏 、 彼 に 何 が あ っ た の だ 。 Σ(゚д゚lll)

d0025070_1152585.jpgま、そんなしょーもないことが気になるくらい、
マッコイはサッカースタジアムに行くと
クラブのマスコットキャラが気になって
しょうがない性質なのです。
でだ、そんな、ゆるキャラ&サッカー好きのために
書かれた本が、コレ!
『着ぐるみマスコットぞろぞろ!in英国フットボール』







イギリス(含むスコットランドとかそこらへん)のサッカークラブマスコットを集めたフォトブックです。
とはいえ(テレタビーズを考えるとわかると思いますが)
ヨーロッパの中でも独特の美的&ユーモア感覚を持つイギリス人が考えたキャラクターですから
グレートブリテン島には、もう、松下進や能田達規のような絵心ある人なんかいないわけですよ。
4部や5部リーグになると、可愛さ追求とかマーケティング戦略とかそっちのけで、
とにかくオラが町の言い伝えや特産品に無理やり結びつけろってなカンジで、
思わずめまいを起こしそうなスゴイ奴がスタジアムに出没しています。
さっきのグランパスくんなんかぶっ飛んじゃう脱力具合です。
例えば、この本の中の掲載写真を見ると…
ぎゃひー!
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いやあああああーーー!!
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ちょっとまってええええええーーーーー!!!!
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エ ゲ レ ス の サ ッ カ ー 場 は 怖 か と こ バ イ (;´Д`)ハァハァ
ってなもんで、子供に親しまれるどころかPTSDにさせてしまいそうな
凶悪なマスコットたちの紹介本でした。おおお、スゲエや、こいつら。

次はなに読もうかな…

(^v^)ノ

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by mccoy1234 | 2006-07-21 01:08 | Reading

戦場の一年

d0025070_23301064.jpg白水社uブックスはときどき蜂の一刺しのように
エッジの効いた本を出してくれますが、これもそのひとつ。
イタリアのエミリオ・ルッスって人が書いた
第一次世界大戦の戦争文学です。
あの当時の“大戦(グランデ・グエツラ)”について
南チロル戦線(たぶん)に従軍した作者が
自ら経験した出来事を書き記しています。

果てしない塹壕戦の中、彼が見たものは…

近代戦に思考がついていかず「新兵器」に頼り、無謀な前進を命じる将軍
状況を無視した命令を出す司令部への怒り、そしてどうにもならない諦め
戦場の地獄を知らない能天気な一般市民に対する軽蔑
敵兵との一瞬の邂逅、そして戦友との刹那の別れ

それはつまり、戦争と人間が綾なす阿呆らしさ。





「おそろしいのは、奴らが俺たちの命の上に塗料で祖国の名前を刷り込んだあげく、
 俺たちを羊みたいに屠殺場に連れて行くことだ。」(本文p.214より)


いいよねー、こういうセリフ。これぞ戦争の文章だよ。
だけどネガティブな悲愴表現もなく、これ見よがしのグロもなく、鬱々とした狂気もなく。
ラテン人らしいウィットとヒロイズム、そしてヒューマニズムが滲み出たままに
なんとなくあっけらかんとした文体で書かれています。
それでいて一つ一つのエピソードが、なかなか心に染み入ってしまう。
なんか、そのまま、TRPGの戦場シナリオネタにも使えそうだ。(・∀・)

無学だけど陽気な古参兵の≪フランチェスコ叔父さん≫とか
若干共産主義入った、批判屋の同僚将校オットレンギとか
「両軍の兵士への酒の配給を絶てば戦争は終わる」とうそぶくアッバーティ中佐とか

登場人物が、いかにもイタリア映画に出てくるような方々で、ニヤニヤさせられます。

テーマ的にも希少価値ですし(こんなマイナーな戦線、誰もしらねえよ!)
「ちょっと息抜きに戦争小説を読んでみたい」という人には、
オススメなのではないかと。新書サイズなので長さもお手ごろよ!

次はなに読もうかな…。

(^v^)ノ

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by mccoy1234 | 2006-07-18 23:34 | Reading

一日江戸人

d0025070_0564057.jpgおもしろくって昨日の夜、
あっという間に読んじゃいました。
昨年急逝した杉浦日向子さんの文庫本です。
薄手ながらまことに奥の深い
大江戸ガイドブック。
初級、中級、上級と、江戸の暮らしを
様々な角度から解説してくれます。
いろんなことが目からウロコで
イラストもたくさんあって楽しい本です(^v^)



巻末にあった ☆江戸っ子度・18のチェック☆ 何項目当たってる?

1)衝動買いをすることがある。
2)見栄っ張りだ。借金をしても、人におごったことがある。
3)早口だ。よく聞き返される。
4)なんでも勝手に略語にしてしまう。
5)気が短い。推理小説は、いつも初めに結末のページを見てしまう。
6)定食より丼飯のほうが好き
7)意外と潔癖だ。濡れたお箸を気味悪がる。
8)下着は白。必ず毎日取り替える。
9)行きつけの床屋がある。
10)おしゃれに無頓着のように見えるが、本人なりのこだわりがある。
11)履物には金をかける方だ。
12)間食が好き。
13)入浴時間は15分以内。摂氏45度以上の熱い湯に毎日入る。
14)アガリ性だ。緊張すると、言動が怒っているように見える。
15)異性交際がヘタ。いったんくっつくと、泥沼になりやすい。
16)駄洒落が好き。人に嫌がられるほど駄洒落を連発する。
17)ウソ話を本気で聞いて、後で笑われることがよくある。
18)涙もろい方だ。

18項目パーフェクト → オメデトウ金箔つきの江戸っ子
15項目以上 → 江戸っ子の末裔の東京っ子を語る資格あり
10項目以上 → 並みの東京人
1ケタ台 → 並みの日本人

…だそうです。ちなみに、マッコイは11項目yesでした。あはは~。
こんなカンジの杉浦女史のクダケタ語り口が目に心地よい、粋な指南書。
1コイン(500円)で江戸にタイムスリップなんて、なかなかオトクな体験ではないでしょうか。

次はなに読もうかな…

(^v^)ノ

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by mccoy1234 | 2006-07-05 01:03 | Reading