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カテゴリ:Reading( 22 )

イタリア軍入門

「・・・なんと砂漠の真ん中でパスタゆでてんだあいつら。ぐひゃひゃひゃ(゚∀゚)」

と、「萌えよ!戦車学校2式」からのネタをそのまんまパクって拾い、
さも自分が軍事専門家のように、得意げに開陳なさっているイタイ方々を
最近よく見かけるマッコイです。皆さんいかがお過ごしょうか。
いちおう言っとくけど、それ、2chあたりの都市伝説ですから!
(もとはドイツ軍ジョーク集の一節だったような・・・)
実話かどうか信憑性は薄いからな。本気にしちゃだめですよ。(^v^)

d0025070_044527.jpgで、本当のイタリア軍を知りたい方にオススメなのはこちら。

『1939~1945 イタリア軍入門』
~第二次世界大戦を駆け抜けたローマ帝国の末裔たち~


おそらく日本語で書かれた、唯一かつ最適のイタリア軍解説書です。
発売元は(われらの輝かしき)イカロス出版。
長らく購入したかったのですが、ネット通販でやっと届きました♪
作者の吉川和篤氏は序文でこう述べています。

「この本が、今までネタ的な存在としてのみ語られてきたイタリア軍とその兵士について、
 読者の皆さんに新しい見方やアプローチを提供するキッカケとなればと願っています。」

すごい!よくぞ調べた!!(^v^)



とにもかくにもすごいのは、この本の中の写真や図版が、
ほとんど著者の収蔵コレクションで占められていること。
陸軍の師団別襟章一覧とか、兵科別ヘルメット用ステンシルなんか、
たぶんこの本以外では見ることできないんじゃ・・・

キミも男なら、アウトブリンダAB41装甲車(この車マジカッコイイイ)や
爆装特攻ボートMTMや、マガジンベスト“サムライ”に萌えろ!
マッコイは・・・もう満腹っす。げふー。

<おまけ>ステキなイタリア軍制服の写真もたくさん!

○山岳歩兵(アルピニ)のみなさん。
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・・・こらこらキミたち、ハイキングなのか戦争なのかハッキリしなさい。

○自動車化歩兵部隊(ベルサリエリ)のみなさん。
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・・・ヘルメットの羽飾りはクリミア戦争からの伝統だそうです。
 カモフラージュ目的でネット被せて枝木をつけるのではなく、
 「風にはためいてカッコいい」という理由で羽飾りですか。そうですか・・・


次はなに読もうかな・・・

(^v^)ノ
by mccoy1234 | 2006-05-11 00:45 | Reading

狼と香辛料

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ひさしぶりにおもしろいライトノベルを読みました。

若い行商人ロレンスくんが出会った
狼の神様とのお話です。
この表紙イラストに載っている
きゃわいい犬耳少女が、狼神の化身のホロさん。
で、まあ、年頃(なの?)の若い男女が
微妙な関係のまま、旅は続くわけで・・・

ファンタジーで行商人が主人公なんて
「トルネコの大冒険」くらいじゃない?(笑)
こっちの話も地味だけど、登場人物の設定がうまく立っていて
一気に楽しく読んでしまいました。


マッコイがTRPGのプレイヤーで絶対できないのが、
主人公ロレンスのような、頭と口がよく回る商人キャラクター。
だから作者の頭の良さに尊敬してしまいます。
うーむなるほど、ファンタジー世界における経済学がよくわかりますねー。
貨幣為替で金儲けを考えるところなんか、なかなかなリアリティ。

作者の支倉凍砂さんはこの本が処女作らしく、ちょっと気合が入りすぎて
心理描写を丁寧に書きすぎかな、というきらいはありますが、
ストーリーも最後まで責任もって上手くまとめています。
次回作に続くなら楽しみですね。

次は何読もうかな・・・

(^v^)ノ
by mccoy1234 | 2006-03-09 22:10 | Reading

19×19(トクトク)

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数の絵本です。いや、実用書かな?

○日本人は九九を子供の頃に覚えさせられる
 →他の国の人より計算が得意になる
 →日本人は数に強い!
 →技術立国ニッポン、すごーい!

なーんて・・・誤った三段論法をお持ちの方、いませんか?
世界の初等教育の主流は、すでに22×20の段まで覚えさせるところに入っています。
それでは、われら日本人も、がんばって19×19までは覚えようじゃありませんか。

この本のオビには
「楽しくかわいいキャラクターと、美しくなめらかな語呂で覚える、まったく新しい算数の絵本!」
とあります。
つまり、12から19まで、それぞれキャラクター性を持たせたイラストを割り振って
掛け算の結果数を覚えていく、という手法。たとえば・・・

【14】のトシさん(ご隠居さん)
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【17】のドナさん(女子大生)
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この2人のカップリング、つまり14×17は・・・
【238】(ふみや→文矢)
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となるワケだ。まあこんなカンジで、かなり無理のあるこじつけイラスト
ゴロあわせによって19の段まで覚えていきます。
うーむ、右脳が鍛えられる(笑)

神奈川限定販売のマイナー本なので、見つけたら即ゲットだ!
みんなもトクトク(19×19)しようぜっ!

(^v^)ノ
by mccoy1234 | 2006-02-22 21:52 | Reading

オシムの言葉

d0025070_1151994.jpg失礼ながらオシムスキーの俺にとっては
「フィールドの向こうに人生が見える」なんて
すごい陳腐なサブタイトルだと感じてしまって
なんとなくビジネス教訓本みたいで、
ああこりゃジェフ千葉のHPにある“オシム語録”の抜粋版だね。┐(´ー`)┌
なんて舐めて読み始めたら、とても深く造詣のある1冊。
ただただ不明を恥じる。

それもそのはず、著者の木村元彦氏は
アジア・東欧の民族問題を中心に取材しているフリーライター。
同時に猛烈なサッカージャンキーでもあり、
マッコイにとっての名著悪者見参なども記していたのです。
(スポーツ好きならこっちも読むべしっ!)
でこっちは、ジェフ千葉の監督イビチャ・オシムの半生&インタビューが
中心なのですが、あっという間に没入し、半日で読破。

内戦の悲惨さと、サッカーのおもしろさが、切実にわかります。
自ら手塩にかけて育てたユーゴ代表チームが、民族憎悪の中で分解していく辛さ、悲しさ。
そしてその経験が、彼のサッカー人生にどう影響を与えたのか。
詳しく書くと長くなっちゃうので省略しますが・・・
シュワーボ・オスタニ!の場面は、マジでグッときた。泣けた。

(著者が行ったオシム監督へのインタビューから抜粋)
--監督は目も覆いたくなるような悲惨な隣人殺しの戦争を、艱難辛苦を乗り越えました。試合中に何が起こっても動じない精神、あるいは外国での指導に必要な他文化に対する許容力の高さを、そこで改めて得られたのでは?
「確かにそういう場所から影響を受けたのかもしれないが・・・。ただ、言葉にする時は『影響は受けていない』と言った方がいいだろう。そういうものから学べたとするなら、それが必要になってしまう。そういう戦争が・・・」

相変わらず胸にジーンとくるコメントを言うねこの人は。(つд・)

ちょっと後半はオシム監督&その教え子のジェフの選手達を讃えすぎるきらいもありますが、
でも、いい本です。良書です。マッコイ推薦図書です。

次はなに読もうかな・・・

(^v^)ノ
by mccoy1234 | 2006-01-19 01:16 | Reading

「三国志」の迷宮

近所のブックオフで購入。通勤電車でつらつらと読んでいるのですが

うーん、おもしろい。
どっちかというと中国思想史の論文に近いのです。
でも「三国志」っつったら三國無双か蒼天航路しか
知らないマッコイでもわかりやすく読めました。
三国志の登場人物の行動規範を、思い入れ抜きで
合理的に分析していて、とても勉強になるのですよ。
特に「三国志のゲオポリティーク」論のくだりがいちばんおもしろかった。
そうだよな、やっぱ荊州は大事だよ。うんうん。

その当時の中国に照らし合わせると、三国志の、あの名場面は、
そういうウラがあったんだあ・・・ふむふむ・・・と、
感心しきりのここ一週間でした。
まあ、3日もたてば忘れちゃうんだけどね。

(^v^)ノ

次は何読もうかな・・・
by mccoy1234 | 2005-12-15 23:58 | Reading

小鼠 ニューヨークを侵略

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1976年に出版されたユーモア小説です。
最近、創元文庫から復刊されたので、買ってしまいました。
書いた人はレナード・ウィバーリーというアメリカの人です。

ヨーロッパ山間にある人口6000人の小さな共同体、
グランド・フェンウィック大公国。
人口の自然増に伴って、ワイン以外ろくに産業もない
この国は、このままでは財政破綻。
どうする・・・どうする・・・うーん・・・困った困った・・・
そこで君主である大公女グロリアナ12世(芳紀22歳)は、
主人公タリィ・バスコムに教えられて、一つの決断を下すことにしました。

アメリカに宣戦布告しちゃおう!

アメリカってのはおかしい国で、戦争に勝利したら、
ケンカの相手であった敵国にたくさんの援助をしてくれるらしいのです。
自分のお金を使ってでも手伝いを買って出て、助けたい気持ちになるのです。
平和条約締結のインクも乾く暇もなく、アメリカは前の敵国を救うために、
食料、機械、医療、建築材料、資金、それから技術援助などを続々とするのです。
ですので・・・
月曜日に宣戦布告、火曜日に敗戦、金曜日には復興資金がザックザク。
そう、ウチみたいなお金や信用のない国にとって、
アメリカと戦争して全面的敗北を喫するほど、
利益になる確実な方法は、他にありません!


ヽ(´∀`)ノ

・・・ってなカンジで始まるのです。
日本人のマッコイ、思わず自分の国の戦後史を考えて、爆笑しちゃいました。
ですが、おりしも世界は1950年代、東西冷戦の絶頂期。
新型核兵器を開発したコロンビア大学のコーキンツ博士のもとに
グランド・フェンウィック遠征軍が帆船でハドソン川を上り、
鎖帷子と剣のフル武装(何しろ、戦争するのは500年ぶりなのである)
でやってきたもんだから、何やら事態は変な方向に・・・

なんだかんだ紆余曲折ありながらも、結果は救いの持てるハッピーエンド。
グロリアナ大公女がヒーローのバスコムに求愛するクダリなど、
とても微笑ましく、シアワセな気持ちになれます。(^v^)ノ
おもしろかった!

次は何読もうかな・・・
by mccoy1234 | 2005-11-03 00:57 | Reading

絵で見て納得! 時代劇のウソ・ホント

先日の土曜日は流さんにPendragonをしていただきました。
“大顔のエリック”という騎士見習いをやりました。
チューサーの如き、とてもステキな騎士物語と
めくるめく中世欧州歴史談義をたんのーしたのです。
おかげでHP(希望ポイント)が10点回復しました。ありがとうございました。

しかし今日は休日出勤・・・いえーい(←ヤケクソ)
せめて、せめて、自分にごほうびを~、と思って
帰りの本屋で買ったのがこの本です。

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タイトルからしてサラリーマンが通勤電車で
読むような、単なる雑学本かと思ったら、
著者の笹間良彦という方は
「日本甲冑武具歴史研究会会長」という経歴の方で、
江戸時代研究のマニア。
こだわりがハンパじゃないのです。
中見出しのリード文からして超ニッチ。





馬の口取りは騎乗者の左側に付き添うのが正しい
 とか
脇息を公式の場で使う時代劇のはなはだしい間違い!
 とか
すれ違う大名行列の挨拶は片足がサイン!
 とか
将軍の命を受けたお庭番は大丸呉服店の秘密の一室で変装した
 などという、

およそ一生に一度、その知識を使うか使わないかという
日々の生活に全く役立たない、どーでもーいーよーなことを、
イラストつきでわかりやすく説明してくれます。
こういうコダワリ本、マッコイ、大好きです。(^v^)

へぇ・・・遠山の金さんはその場で
「打首獄門」を言い渡すことはできなかったんだあ・・・
φ(゚ー゚*)フムフム
by mccoy1234 | 2005-10-09 23:47 | Reading

時の車輪シリーズ

d0025070_1202090.jpg遅ればせながら読み始めました。
といっても、まだ最初の最初、第1シリーズの
1巻の中ほど。トロロークが農場に襲ってきて
父さんが死にそうになっているところくらいまで。

さて、グインサーガも30巻くらいで
挫折しちゃったマッコイですが、
果たしてどこまで読破するでしょうか?
予想正解者には何かプレゼントあげます!

(^v^)ノ
by mccoy1234 | 2005-09-16 01:18 | Reading

動物農場

ついこんな時間まで読みふけってしまった。

古典的名著を今さら、読んだというわけですが・・・
いやおもしろかった。短いのでサクサクと読めます。
あの時代の愚かしさを知るにはオススメです。
やっぱね・・・ファシズムイクナイね。うん。
ここに出てくるナポレオンみたいな奴、あなたの周りにもいませんか?
マッコイは今まで身近にこんな人が数名思い当たるので、
農場を見渡す丘の上で呟くクローバーの悲しさが、身に染みてわかりました。


「・・・もしわたしが、自分で未来像というものを抱いていたとしたら、それは、動物達が飢えと鞭から解放され、みんなが平等で、おのおのが自分の能力に応じて働き、メージャー爺さんの演説のあったあの晩、ひとかえりのみなし児のアヒルのひなたちを、私が前脚で守ってやったように、強いものが弱いものを守ってやる、といった動物社会の像だった。ところが、現実は、それとはおよそ正反対で--なぜだか、私にはわからないんだけど--誰も思っていることが言えず、獰猛ですぐ唸り声を上げる犬達が、ところきらわずうろつきまわっていて、自分の仲間が恐ろしい罪を告白してから、ずたずたに引き裂かれるのをじっと見守っていなければならないような、ひどい時勢になってしまったんだわ。わたし、反乱を起こしてやろうとか、命令に背いてやろうかとかいう気はさらさらない。こんな状態でも、ジョーンズの時代と比べてみればはるかにましなんだもの。人間たちの復帰だけは、なんとしてもくい止めなければならないんだわ。それはわたしにもわかっている。どんなことが起こっても、私は誠実さを失わずにいっしょうけんめい働き、与えられた命令を実行し、ナポレオンを支配者として認めていくつもりよ。しかし、それにしても、私や他のみんなが、希望を持ってせっせと働いてきたのは、なにもこんなふうになるためではなかったんだわ。風車を建設したのも、ジョーンズの銃弾に身をさらしたのも、もちろんこんなふうになるためではなかったはずよ。」


(・_・、)ホロリ

う、長い。キーボードうつ手が疲れた。

次はなに読もうかな・・・

(^v^)ノ
by mccoy1234 | 2005-07-22 03:18 | Reading

日本のいちばん長い日

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読了でござる。
1945年8月14日~15日にかけての歴史ドキュメント。
CATVでやっていた同名の映画
(ローレライの1000倍くらい)面白かったので、
原作本も読んでみました。
1時間単位で章立てされており、読みやすかった。
和平か継戦か、一言一句を巡るもろもろの群像劇。
玉音放送までの限られた時間の中で
膨大なリサーチに積み上げられた
ヒストリカルサスペンスが
いやおうなく盛り上がっていきます。
もしこのとき、何か一つでもうまくいかなかったら・・・
日本人の大半と共に、たぶんマッコイも、この世にいなかったんだろうなあ。(笑)
特に思想的な部分もなく、政治的な属性はニュートラル。
歴史ファンであれば面白いと思います。
あの絶望的な状況で、民衆の運命を託された人たちは、
どう動いたのか・・・という好奇心があれば。

<以下、蛇足>
そういやあ、主催コンベンションのパンフに「靖国に行こう!」
などと紀行コラムを載せて、堂々と思想信条を大真面目にPRしている
ウヨッキーな理想に殉じたTRPGサークルがあったっけなあ・・・
(微笑)
(そして遠い目)

次は何読もうかな・・・
by mccoy1234 | 2005-07-09 00:23 | Reading